高専2年生を対象としたPythonプログラミング入門 – pybaseballライブラリを用いた野球データ分析の実践

私の担当する高専2年生のホームルームクラスを対象に,Pythonプログラミングの入門授業を実施しました.学生たちにプログラミングの基礎を学びながら,データ分析の概念に触れてもらうことが目的です.

授業では,オープンソースのPythonライブラリであるpybaseballを活用し,メジャーリーグベースボール(MLB)の選手データを取得・分析する課題に取り組みました.pybaseballを使用することで,学生たちは簡単にMLBの膨大なデータにアクセスし,プログラミングの実践的な経験を積むことができます.

授業の流れは以下の通りです:

1.pybaseballのインストールとデータの取得方法の説明
2.取得したデータの構造と内容の理解
3.プログラムコードの実行と結果の確認
4.プログラムコードの一部を変更し,別の選手のデータを分析

学生たちは,提供されたプログラムコードを実行し,大谷翔平選手のデータを取得・分析する過程を体験しました.さらに,プログラムコードの一部を変更することで,大谷翔平選手以外の選手のデータも分析し,プログラミングの柔軟性を学びました.

ホームルームという限られた時間の中で行った授業だったため,学生たちはプログラムコードを実行することに精一杯だったかもしれません.しかし,この経験を通して,プログラミングやデータ分析に対する興味を持ってくれたのではないかと期待しています.今後は,配布したプログラムコードの説明を読んだり,累積データとして表示するプログラムを使用したりして,さらに理解を深めてもらいたいと思います.