学生が関わった研究成果を、論文として残すこと

当研究室では、高専本科生・専攻科生が酸化物磁性材料の実験研究や、機械学習を用いた材料設計に取り組んでいます。 最近、その成果が少しずつ査読論文として形になってきました。研究業績に掲載している論文の一部には、当研究室の学生が在学中に実験、解析、議論、発表等に関わった成果が含まれています。 一方で、これらの成果の多くは、在学中に論文掲載まで到達したものではありません。高専本科生や専攻科生の研究期間は限られており、研究として面白い結果が得られても、査読論文としてまとめるには、卒業後の追加検討、再解析、執筆、査読対応が必要になることがあります。 それでも、学生が在学中に作った研究の核が、卒業後に論文として社会に残ることには大きな意味があります。高専での研究活動は、短い期間であっても、本物の問いに向き合い、試料を作り、測定し、データを読み、議論する経験です。その経験が、後に査読論文へと結びつくことがあります。 当研究室では、学生の研究成果を一過性のものにせず、可能な限り丁寧に記録し、知として残していきたいと考えています。論文掲載を約束することはできませんが、研究として価値のある成果が得られたときには、その成果が埋もれないよう、教員として責任を持って向き合います。

April 29, 2026 · 1 min · 佐藤桂輔