9月から続いていた PPMS Dynacool のトラブルですが、復旧作業が進んでいます。

経過

制御ボードの経年劣化による故障が発生し、しばらく測定ができない状態が続いていましたが、ボード交換後、測定を再開することができました。

ただ、復旧後も予期しないトラブルが続いています。測定中に2回ほどクエンチのような現象が発生し、原因がチラー系統にあるのか、他の要因なのか、特定には至っていません。チラーの動作が安定していることを確認した後、慎重に測定を再開し、何とか2試料分のデータを取得することができました。

しかし現在、通信系統で新たなトラブルが発生しており、再度液化作業を行っているところです。

今後の見通し

装置の完全な安定稼働に向けて、引き続き調整を進めています。測定可能な状態になり次第、順次実験を再開する予定です。

研究にご協力いただいている皆様には、ご不便をおかけして申し訳ございません。装置の状態については、またご報告いたします。