2025年11月29日(土)と30日(日)は,地域のみなさんと先生方と一緒に,AIとの付き合い方について考える2日間になりました.
11月29日(土)佐野中学区での講演
佐野中学区の自治会,民生委員の方々を中心とした会にお招きいただき,「わが子とAI,どうつきあう?」というテーマでお話ししました.
参加された皆さんからは,熱心にメモを取りながらうなずいてくださる姿や,「実際に家庭でどう伝えればよいか」「地域としてどこまで支援できるか」といった具体的なご質問をいただきました.
AIを「怖いもの」として遠ざけるのではなく,「一緒に学びながら距離感を探っていく存在」として捉えようとする前向きな姿勢が,とても印象的でした.
11月30日(日)教育実践学会第33回大会
翌日は,教育実践学会第33回大会(学会設立30周年記念)に参加し,AI時代の教育に関する実践報告や公開シンポジウムに関わりました.
AIを授業や校務で積極的に活用されている先生方の報告を伺い,日々の試行錯誤や工夫の具体的な事例から多くの学びを得ました.
シンポジウムでは,他の登壇者の先生方とともに,「AI時代の学びをどのように支えるか」について議論しました.登壇中はなんとか凌いだという感覚もありましたが,終わったあとに「今度,一緒にAIを使った授業づくりをやってみましょう」と声をかけていただき,新しい協働のきっかけが生まれつつあります.

地域のみなさんとの対話と,教育実践の現場での議論がつながった,印象深い週末になりました.