💬 面接ガイド
🎯 面接の基本7ステップ
- 歓迎・感謝の言葉から始める
- 面接の流れを事前に説明
- 開かれた質問で傾聴に徹する
- 努力や長所を具体的に褒める
- 課題を一緒に整理する
- 次の一歩をSMART目標で設定
- 次回の約束を明確にする
初回面接(約30分)
1
歓迎・ねぎらい
例:「本日はお越しいただきありがとうございます。お会いできて嬉しいです。」
ポイント:笑顔で迎え、来所の努力を認める。義務感を押し付けない。
2
アジェンダ提示
例:「今日は30分ほどお時間をいただき、最近の生活や今後の目標を一緒に整理できればと思います。」
ポイント:見通しを提供し、不安を軽減する。
3
現状の傾聴
例:「最近の生活ぶりはいかがですか?困っていることはありますか?」
ポイント:YES/NOで終わらない質問。批判せず、沈黙も許容する。
4
共感・承認
例:「それは大変でしたね。でも毎日続けていらっしゃるのはすごいことです。」
ポイント:小さな進歩も具体的に称える。感情を反映する。
5
課題の整理
例:「いくつかお話に出た中で、まず一番解決したいのはどれでしょうか?」
ポイント:本人の優先順位を尊重。押し付け禁止。
6
次の一歩の合意
例:「今週中にハローワークに行って求人票を3件見る、というのはどうですか?」
SMART目標:具体的・計測可能・達成可能・現実的・期限付き
7
今後の予定確認
例:「次回は◯月◯日にまたお会いしましょう。」
ポイント:具体的日時を確定。期待を伝えて前向きに終了。
💡 動機づけ面接(MI)のOARSテクニック
Open questions(開かれた質問)
Affirming(肯定・是認)
Reflecting(反映・振り返り)
Summarizing(要約)
- 挨拶・近況確認:まず体調や気分を聞く
- 前回約束の振り返り:達成できていれば称賛
- 現在の課題アップデート:新たな困りごとを確認
- 助言・情報提供:必要に応じて支援情報を案内
- 次の目標設定:小さな一歩を約束
- 励ましと終了挨拶:努力を信じる姿勢を伝える
💼 就労支援ワーク
📋 2回のワークショップ概要
- 第1回(60分):自己理解と強みの発見
- 第2回(60分):就活スキルと面接練習
- 対象:就労に不安を抱える保護観察対象者
- 場所:更生保護サポートセンター等
第1回ワーク:自己理解編
1
導入(5分)
「今日は○○さんの良いところや大事にしていることを一緒に探してみましょう。」
2
強みカード(15分)
様々な長所カードから自分に当てはまるものを選択。エピソードを聞いて肯定する。
3
価値観ワーク(10分)
「人生で大事にしたいこと」トップ3を選び、仕事選びの軸を言語化。
4
履歴書空白の説明練習(15分)
空白期間をポジティブに説明する練習。「自己研鑽の期間」等の表現を習得。
第2回ワーク:就活スキル編
1
職業リスト(10分)
興味のある職種を選定。協力雇用主制度(全国24,000社登録)も紹介。
2
模擬面接(30分)
典型的な5つの質問で練習:自己紹介、経歴説明、長所短所、志望動機、将来像
3
求人応募計画(10分)
実際に応募する職を決定。ハローワークや自立相談支援機関と連携。
🎯 協力雇用主の支援制度
最大72万円の奨励金:月8万円×6ヶ月 + 9・12ヶ月目各12万円
対象者の雇用に協力的な企業が全国に約1,500社が実際に雇用中